「動物」や「自然界」の異常現象は南海トラフ地震の前兆や予兆?

「動物」や「自然界」の異常現象は南海トラフ地震の前兆や予兆?

 

大きな地震が起こると必ず言われるのが「なぜ、地震は起こる前に分からないのか?」「予知出来なかったのか?」ということです。
もちろん、これが完璧に予知できれば、地震の被害を減らすことが可能になるかもしれません。

 

では、近い将来起こるとされている「南海トラフ地震」には前兆や予兆といったものはあるのでしょうか?
ここでは、地震の前兆や予兆について詳しく解説していきます。

 

 

地震発生前に起こる動物の異常行動

 

犬の遠吠え

 

昔から動物は、地震を感じ取ることができる、地震を感じ取ると異常行動をとると言われています。
ここでは、実際に報告されている動物達の異常行動を紹介していきます。

【動物達の異常行動】

  1. 犬や猫が自分の子供を咥えて外に逃げ出す
  2. ブタが奇妙な鳴き声を発する
  3. ニワトリが夜中に小屋を抜け出す
  4. 魚たちがワケもなく周遊する
  5. 鳥たちが巣を明け渡す
  6. 動物園の動物たちが檻に入ることを拒絶する
  7. ヘビやトカゲが地下の棲み処を放棄する
  8. 昆虫達が海岸付近で巨大な塊をなす
  9. 家畜達が高台へと移動する
  10. 地震の5~10秒前にオランウータンやローランドゴリラがエサも食べずに猿山の頂上に一早く避難した
  11. 地震の5~10秒前にアカエリマキキツネザルが15分前に奇妙な叫び声を上げた
  12. ジャイアントハネジネズミが午後のオヤツを放棄して巣穴に引きこもった
  13. ゾウが地面を踏み鳴らした
  14. フラミンゴが一ヶ所に集まった
  15. 震源地の近くに住んでいる友人の犬が突然いなくなり、地震の後で戻って来た
  16. 普段寝てばかりの犬達が地震前になると起きて狼のように鳴いていた
  17. 犬が屋根の上に登って吠えていた
  18. ツバメが運動場に、たくさん集まった
  19. 前日の夜、鶏が激しく鳴いた

 

これらは、世界中のあちこちで報告されているものです。
国が違っても地震前に動物達は何かしらの異常行動を起こしていることが分かります。

 

日本では、1995年の阪神淡路大震災前に「ドジョウ」や「ナマズ」に関する報告が上がっています。

地震1週間前 「ドジョウ」「ナマズ」が水槽の底に潜り込み始める
地震3日前 「金魚」「ドジョウ」「コイ」「ナマズ」がエサを食べなくなり、泳がなくなる
地震2日前 「ドジョウ」が暴れだして水槽の側面にぶつかって絶命した

 

これらは、地震が起こる前に発生すると言われるパルス電磁波が関係していると言われています。
水中の生き物は、特に水中を流れる微弱な電流を感じ取ることで「異常行動」を起こしていると考えられます。

 

そう考えると、「ナマズは地震を予知できる」と日本で長きに亘って言われているのは、根拠があるということになります。
1923年の関東大地震の前の日に、湘南の近くの池で投げ網を使って「大量のナマズ」を捕った人がいました。

 

本来ナマズは、昼間は池の底に潜っているはずなので、そんなに簡単に捕まえられるものではありません。
そのナマズたちが、昼間から池の中を大量に泳ぎ回っていたというのは、「何か地震の前兆を感じ取っていたのではないか?」と考えられています。

 

また、同じころ東京の池でも水面からナマズの幼魚が飛び上がるような動きをしており、不思議な行動をとっていたという記録があります。
やはり、何かしらの「前兆」を感じ取っているのでしょう。

 

ほかにも、電磁波が関係しているというところだと「イルカ」や「クジラ」は電磁波を感じ取って泳いでいると言われています。
電磁波が乱れると、「イルカ」や「クジラ」が浜辺に座礁したりすることがあると言われており、それらも地震の前兆の可能性があると言えます。

 

 

地震発生前に起こる自然界の異常現象

 

自然現象

 

特殊な装置や機械を使わなくても地震を感じることができる前兆現象のことを宏観異常現象と言います。
例えば、以下のような現象があります。

 

地電流

 

地中に流れている微弱な電流に変化が見られることです。

 

地震雲

 

地震の前になると現れるという特異の雲で、大きな地震の前には必ず発生していると言われています。

 

海面の発光

 

海底から地震が発生すると海底のメタンハイドレートが海面まで浮上して、これが青白く光ることで海が光って見えるという現象です。

 

空の発光

 

地震の数十秒前によく見られているもので、震源方向のほうの地平線の上空に黄色や白、赤に光るという現象で、江戸時代の記録によれば越後の国(新潟県)の名立の村の漁師が沖から村の方を見ると一面に赤色に見えたので、村が火事になっていると思い急いで村に帰るが、何も起こっていませんでした。

 

しかし、夜中になって大地震が起こり、裏山で山崩れが起こって村に流れ込んだために名立の村は一晩で全滅したというものです。
そう考えると、空が一面に赤く光っていたというのは、地震の前兆であったということになります。

 

電磁機器の故障

 

『スマートフォン・携帯電話・テレビ・ラジオ・パソコン』などの、電磁機器に変調が現れることで、これも地震による電磁波が関係しているとされています。
阪神淡路大震災の時には地震の2週間前~前日にかけて以下の3つの報告がありました。

【電磁機器の変調】

  • テレビのリモコンが効かない
  • テレビにノイズが入る
  • 携帯電話が繋がらない

 

これは日本だけに限らず、中国などでも大地震の前にレーダーが不具合を起こしたりしたという記録があります。

 

地鳴り

 

地震の直前に大きな地鳴りが聞こえる時は、かなり危険です。
これは、大規模な本震(S波)が来る前に初期微動(P波)が訪れていると考えられています。

 

海面に変動が起こる

 

海には満潮や干潮があって潮は満ち引きがあるものですが、大きな地震の前にいつも満潮時に満ちてくる所まで全く満ちて来ず、はるか沖の方までしか来ずに不自然な浜辺が広がったという報告が出ています。

 

井戸水や温泉の異常変化

 

戦前に起こった鳥取地震の際には、この地域の無色の温泉水が急激に白濁しはじめただけでなく、湧き出る量も平常時の1.5倍ほどになったと言われています。
そのほかにも、1960年代の長野の地震では、地下水が異常な量湧き出たことで山崩れや地滑りが起こりました。

 

石油やガスの噴出

 

日本でも、僅かに石油が出る地域では、地震の前に地下から石油が浸みだしてくることがあります。
江戸時代末期の1810年に起こった男鹿地震では、地震が起こる1ヶ月ほど前から、八郎潟の湖底から石油が出てきて湖を赤黒く染めていき、湖の魚が大量死したという記録が残っています。

 

また、1939年の男鹿地震の際には、地下から噴き出た天然ガスに火がついて、空気中で燃える「火の玉現象」が見られたという記録が残されています。

 

火山の噴火活動が起こる

 

地震と火山の活動には、密接な関係があるとされています。
これは、古くは平安時代から記録が残されており、火山が噴火した数か月後~数年後に「大地震」が発生するというのは幾度となく起こっていることなのです。

 

特に、東海地区では富士山の噴火後と大地震の関係が顕著に見られます。

【火山の噴火と大地震の関係】

  1. 864~866年の富士山の噴火
    • 869年の貞観三陸地震
    • 878年の元慶関東地震
    • 887年の仁和関西地震
  2. 1707年の富士山の噴火
    • 1703年の江戸地震
    • 1707年の東海・南海地震
  3. 1979年の木曽御嶽の噴火
    • 1984年の長野県西部地震

 

「火山の噴火」と「大地震」の関係を見ていくと、無数に事例が見られるのです。
そのため、火山が活動をした場合その地域では大地震が数年のうちに来るというのは、かなり可能性が高いことだと言えるでしょう。

 

「熊本地震」や「大阪北部地震」は南海トラフ地震の前触れ?

 

日本付近のプレートの模式図

出典:「日本付近のプレートの模式図」(気象庁ホームページより)

 

南海トラフ地震は、「フィリピン海プレート」が「ユーラシアプレート」を引っ張り込み、限界まで引っ張られた「ユーラシアプレート」が元に戻ろうと跳ね上がる時に起こります。
それが原因となる地震があれば本格的な南海トラフ地震の前触れとして考えることが出来るのですが、ここ数年連続してアジア近辺でも地震が発生しています。

2016年 台湾では台湾南部地震

韓国では慶州地震
日本では熊本地震や鳥取県中部地震

2017年 小さい地震が頻繁に起こる
2018年 台湾では花蓮地震

日本では島根県西部地震や大阪北部地震

 

こうして見ると大きな地震が少しずつ「西側から東側」へと、震源地が移動してきているのが分かります。
ある専門家は、これら「ユーラシアプレート」の歪みが、すでに限界が近いということを証明していると言っています。

 

また、最近では鹿児島の「桜島」や「霧島新燃岳」や「硫黄」などでも、火山活動が活性化しています。
これも、「ユーラシアプレート内」にあるマグマ溜まりが圧縮されて、爆発しようとしていることが原因だと考えられるのです。

 

こうして考えると、近年日本で起こっている大規模な地震である「熊本地震」や「大阪北部地震」は、南海トラフ地震の前触れだと考えられているのです。

 

最後に

 

こうして見ていくと、大地震が起こる前後には何かしらの事象が起こっていることが分かります。

 

特に、前兆や予兆は今までの歴史を見ても大地震と強く結びついている事例が多くありますので、これらの事象が起こり始めると「南海トラフ地震の前触れ」と思っても良いのかもしれません。

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