震災被災者の「避難生活」の現実とは?

震災被災者の「避難生活」の現実とは?

 

南海トラフ地震のような大規模な震災が起こった際は、「避難所」で生活をすることになります。
しかし、自宅とは勝手が違うので「不便」なことや「ストレス」を抱えたり、それだけではなく「トラブル」や「性被害犯罪」に巻き込まれてしまうこともあります。

 

ここでは、震災被災者が送る「避難生活」の現実について詳しく解説していきます。

 

 

避難生活中の食事や寝床や生活水について

 

体育館

 

避難場所での生活では、様々なことが「きっかけ」となってトラブルが発生しますが、最も多い理由としては「食べ物」に関してです。

 

ここでは、避難生活中に実際に起こった「トラブル」を紹介していきます。

 

食事について

 

やはり、被災直後で多いのが交通機関が「マヒ」することによって、思うように食料が届かないということによるトラブルです。
「おにぎり」や「パン」を用意したものの、その場所にいる全員に行き渡らないことが起こり、ストレスが爆発した被災者が暴力行為に出ることもありました。

 

また、列を作って並んでいたものの最後の人まで行き渡らず「不公平だ!」と問題になり、その様子をカメラで撮影していた報道陣に激怒する人もいました。
ほかにも、「同じ人が何度も列に並んだり」「冷たい食料を配って食べる」ということも頻繁に起こっていました。

 

寝る場所について

 

また、避難場所で問題視されるのが「寝床」です。
大抵は、「体育館」などで集団で寝ることになりますので、完璧な間仕切りがされるということはなく、簡単な仕切りだけでプライバシーの空間が作られます。

 

充分な広さもなく、冷暖房が整っている訳でもありません。
そのため、体の疲れが取れないまま「体力」が奪われていくということになります。

 

「プライバシー空間がない」ことと「身体が疲弊」してくることが原因で、ストレスが溜まりトラブルが発生することもあります。
また、これにプラスして日中の過ごし方も不健康的であったりすると、全身のあらゆる機能が低下する生活不活発病を引き起こすことがあります。

 

これらを防ぐためには、適度に歩いたり体操などを行ったりします。
「まとめ」て重い運動をするのではなく、「こまめ」に体を動かすように1日全体の活動量を増やすことが大切です!

 

また、夜は出来るだけ足を伸ばして、窮屈な体勢で寝ないようにしましょう。

 

生活水について

 

お風呂に関しては、毎日満足する程「お風呂」に入るということは、まず出来ません。
学校などの避難場所であれば「シャワー」が使えることがあるのですが、水が無限に使える訳ではないという理由があるからです。

 

そのため、薬局などで売っている「ボディーシート」で体を拭くだけでも爽快感が感じられるので、こういったものを利用するのも良いでしょう。
そして、避難場所で最も困るのが「トイレ」です。

 

水が不足することや、他の人との兼ね合いでトイレを使いたくないために、水分をあまり取らずに熱中症脱水症状を起こす人がいます。
トイレは、我慢することなく水分をしっかりと取りましょう。

 

節水対策として、「簡易トイレを使う」「ゴミ袋と古新聞でトイレのようなものを作る」「排泄物は水で流して紙は別で捨てる」ということをすれば何とかなります。
しかし、その処理の仕方を間違えると「悪臭」や「汚れ」によってトラブルの原因にもなるので気を付けた方が良いでしょう。

 

避難生活中のプライバシーやストレスについて

 

ストレス

 

避難場所での生活が何日も続いてくると、体力的にも衰えてくるのですが被災者によっては、それよりも先に「精神的」に参ってしまうことがあります。
「自宅から離れているという不安」「思うようにいかない食生活」「これからの不安」などが、ストレスとなって精神的に苦しめるからです。

 

それを更に加速させるのが、プライバシー空間がないということです。
体育館などでの集団生活は、完全に個室に仕切るということは出来ません。

 

せいぜいパーテーションの様なもので仕切るか、カーテンや毛布で見えなくする程度しかできないのです。
このように、完全なプライベート空間が持てない場所で「寝たり」「着替えたり」をしなければいけないということに対して、ストレスを感じるようになっていくのです。

 

こういった状態は、後でも述べる「トラブル」の元になってきます。

 

 

避難生活中のトラブルについて

 

トラブル

 

非常に残念なことではありますが、避難場所では食料や水以外にも多くの「トラブル」が起こります。

 

ここでは、そういったトラブルをいくつか紹介していきましょう。

 

窃盗・盗難トラブル

 

被災地では、必ずと言っていいほど起こるのが犯罪トラブルです。
空き家になった家に「窃盗」に入られたり、避難場所で「窃盗」が起こることもあります。

 

体育館などでは、貴重品や現金なども肌身離さず持っていない限り、なんのセキュリティもない状態になります。
そういった場所で「盗難」に遭い、それを発見した人とトラブルになるのです。

 

また、「盗難」に遭うのは貴重品や現金だけでなく、「防災グッズ」や「食料」なども含まれます。

 

ペットトラブル

 

これも多く起こっているトラブルの1つです。
避難場所に連れてきた「ペット」が夜に鳴いたり、所構わず排泄したりすることで苦情が寄せられます。

 

また、ペットに何か食べさせたり、水を飲ませたりしていても「被災者の分も足りていないのに、犬や猫に与えるなんて!」と怒りを覚える人もいます。
複数人から苦情が出たりすると、ペットを連れて他の避難場所に移動するという被災者も出てくるほどです。

 

ペットを家族と思っている人と、そう思わない人との間のトラブルでは深刻なものになることが多いのです。

 

ボランティアとのトラブル

 

避難生活が続いてストレスが溜まっている被災者と、そういったことを汲み取れない「ボランティア」との間にもトラブルは起こります。
とくに、「手伝いに来てやっている」という態度や言動があるボランティアに対して、被災者の怒りが爆発することが多く避難場所などでもトラブルが多発しています。

 

過去には、炊き出しに来たボランティアが避難場所に備蓄してあった食料を勝手に使って炊き出しを行い、数日間の食生活に影響を与えたこともありました。
被災者の方から「二度と来るな!」と声が上がるようなこともあり、ボランティア活動の在り方が問われたトラブルの1つです。

 

支援団体やマスコミとのトラブル

 

避難場所を訪れて報道する「マスコミ」と、何度も同じような質問をされる「被災者」との間にもトラブルが起こることがあります。
避難場所での生活が続いているとストレスも溜まっていますし、身だしなみも満足には整えられなくなります。

 

そういった様子をカメラで撮ったり、何度もインタビューしてくることが続くと「マスコミ」や「報道」に対してイライラが爆発するのです。

 

性被害トラブル

 

これも非常に残念なことですが、避難場所では性被害トラブルが起こることもあります。
「東日本大震災」「熊本地震」の時も、避難場所で発生しました。

 

同じ空間に男女が寝ていると、どうしても発生しやすいという環境が生まれてしまいます。
また、被害にあった女性も避難所の輪を乱したくないとして、被害届を出さなかったり大きな問題に発展させないということもあったりします。

 

これは、避難場所に避難しているのが近隣の住民で、顔見知りであることが多いということも関係しています。
このトラブルを防ぐには、避難場所を男女で別にするしかありません。

 

ほかにも、日中は家族や友人と一緒に過ごして、夜になると男女が別の場所で寝るようにすれば、このようなトラブルを減らすことができると考えられています。

 

避難生活で実際に役立った物&必需品

 

必需品

 

「避難グッズ」「防災グッズ」を普段から用意しておくように言われていますが、実際に避難場所で役に立つのはどういった物なのでしょうか?
まず「水」や「食料」ですが、これはリュックに入れすぎると重くて避難する時に邪魔になることもあります。

 

そのため、リュックには担げるくらいの重さにしておきましょう。
そして、生活に必要になるのが「生活グッズ」です。

 

「眼鏡や入れ歯」「補聴器」「持病の薬」など、無いと生活に支障をきたす物を優先していきましょう。
次に「雨具」ですが、避難時に「雨」や「雪」に濡れてしまうことは、体温を奪われて体力が落ちることにも繋がります。

 

雨具や最低限の着替えは、絶対に必要になります。
また、避難場所が寒い時でも雨具は「防寒具」としても使用できます。

 

そして、「軍手」「帽子」「動きやすい靴」も必要になるでしょう。
ケガを防止する為でもありますし、防寒グッズとしても優秀です!

 

ほかにも、色々な用途に使える「タオル」や携帯出来る「携帯トイレ」など、冬場であれば「使い捨てカイロ」があれば便利でしょう。

 

最後に

 

避難場所での生活は、共同生活になるということもあって様々な「トラブル」が起こりやすい環境にあります。

 

助け合いの精神を持って、自分自身も他の人に不快感を与えるような言動をしていないか注意を払うことで、余計なトラブルを回避する様にしていきましょう。

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